私が幼い時に、口うるさく父親から言われ続けた言葉があります。
「上手になりたかったら自分の使った楽器をきれいに磨きなさい。」
子どもだった私はその言葉の意味が理解できず、
しぶしぶとぞんざいに布を握ってピアノに向かった思い出があります。
楽器を磨くこと・・・それはなにを意味しているのでしょうか?
音楽は他人に向けて行う自己表現であり、奏者の人となりがそのまま音に表れるものなのです。
美しい心には美しい音楽が宿ります。優しい人は優しい音を出すことでしょう。
だから指がすごい速さで動けばいいってものではない、と私は思います。
いつも使う楽器に感謝を込めること、後の人が気持ちよく使えるように気遣うこと・・・
その思いやりが全部、あなたの音になるのです!
今わからなくても、大人になったら必ず理解できる時がきます。
さあ!今日から自分の楽器は自分で心を込めてお手入れしましょう。
大事な楽器がピカピカになるころに、なんだか妙にすがすがしい気分になった自分を発見するはず!
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